原(はら)戸籍・・・

前回の続きですが、実家の家と土地を相続するのに一番わからなかったのは原(はら)戸籍。 てっとりばやく言えば昔の(当時の)戸籍・・だそうです(いまだによくわからん)。 
戸籍は数十年ごとに改定されるそうで(市町村によってバラバラ)改定されると改定前の戸籍が原戸籍となるんだそうです。最近だとコンピューターの導入。導入されとところは以前の手書き風(?)の戸籍が原戸籍となるそうですわ。改定されるたびに原戸籍が発生するわけで、1人の人間に何通もの原戸籍があるわけです。父の場合は3通でした。それも本籍を変えてなかったので1ヶ所でとることができました。
出生時の戸籍がスゴイ。父の祖父(私のひいじいちゃん)の戸籍に「孫」と記載されていました。それも完全に筆による手書き。達筆で私には読めません。(とりよせたのはもちろんそのコピーですが) ひいじいちゃんには姉妹が多く、結婚した人は除籍になっているけど、もどってきてる人もいて。そんなのが一目瞭然。
そんな家制度が廃止されたのは昭和20年代だけど、現実に戸籍の改定作業がはじまったのは昭和30年代だそうで(始まった時期も完了した時期も市町村によってバラバラだそうです)、昭和30年代生まれの人でも出生時の戸籍はおじいちゃんやひいじいちゃんの戸籍だったりすることもあるそうで、結婚して本籍がかわったり、引越しで本籍を変えてたりしていると原戸籍は何箇所に何通あるやら・・という人も多いそうです。
原戸籍がとれてしまえば、登記はわりとかんたんでした。司法書士さんをとおさなくても個人でできましたよ。父に兄弟がなく、ごちゃごちゃ言う人がいなかったし、姉も私も母が家を相続することに何の異論もなかったからできたのかもしれませんけどね。