突発性難聴

最近、歌手の浜崎あゆみさんが患っていると発表されて「突発性難聴」についての記事をよく見かけます。私も10数年前かかったのを思い出しました。
今も原因不明なんですね。 疲労とストレスが共通項、との事ですが、私の場合は長男の出産後6ヶ月位の時でした。
初めは「なんか変だな」てな感じでまさか片方の耳(私の場合左耳でした)が聴こえてないなんてわかりませんでした。が、電話がかかってきて超ビックリ。 電話の音がして受話器を耳にあてても何も聞こえない! 右耳に受話器をあて直すと聞こえる! ホントにびっくりしました。
「突発性難聴」なんて知る由もなく、なんでだろうと思っても、寝返りし始めた長男の世話などで日中バタバタしていたし、医者に行こうにも近所の耳鼻科はどこもやたら混んでいて2時間待ち、なんでザラで、とても赤ん坊をかかえて受診できません。
右耳は聞こえるので、生活にあまり支障はないと思われるかもしれませんが、これはなった者でしかわからないかもしれません。
かなり、こわいです。 家の中にいる分にはさほどではないのですが、外にでると、音の遠近感がわからないんです。 音がして振り返ると、真後ろに車がきてたり、まだ遠くの方の車の音だったり。
話をしていても時々話しがとぎれとぎれになったりして、とにかくとても疲れました。
しばらく様子を見ていたのですが、直る気配もないので、必死で予約をとって耳鼻科にかけこんだら、「突発性難聴」と診断され、この病気はとにかく早く治療を始めないといけない、発病から1週間以内に治療を始めなければ回復率がかなり悪くなる、と言われて薬を飲み始めたんだけど、この薬を飲むととにかく動悸がはやくなって苦しい。 先生に言うと、点滴治療のできる日赤に紹介状を書いてくれて、またもや「とにかく1時間でも早く行くように」と念を押されてしまいました。
日赤でレントゲン(耳の)やらなんやかんや検査して、やはり「突発性難聴」。 発病して1週間以上たってたので、回復するかどうかわからないけど、1週間毎日点滴治療することになり、亭主と相談して出勤を1時間遅くして長男をみててもらい、私は朝1番に病院へ行って点滴し10時頃戻る、という1週間でした。
幸いにも回復しました。 点滴をし始めて3~4日目ぐらいから右耳にザーザーというノイズが入り始め(この頃は気持ち悪かった)、1週間の点滴が終る頃には8割方聴力が戻りました。 この時点で、これ以上はいくら点滴をしても同じ、という事で治療は終了しました。
ただ、これ以上は戻らないと言われたけど、今現在どちらも同じ聞こえ方で、検査はしてないけど戻っています。
最近の記事で回復率は3~4割ってのを見て、私ってラッキーだったんだ、で改めて思いました。
赤ちゃんがいたり、介護しなければならなかったりすると、自分の病気で病院に行くってのはホントに大変ですよね。 でもこの「突発性難聴」はとにかく早く病院へ行って治療を始めてください。